妻の手記 3/28★入院31日目
いよいよ手術へ
昨夜はNSTの後眠りについて、順調と思ったけど、途中2時ころから1時間おきに目覚めちゃった。朝早いから心配で起きちゃうのかな…。手術は朝一ということで、6時から術前の検査やら準備やら、8時40分には病棟を出るらしい。昨日は最後の胎動を感じようと思って、お腹撫でたりしてたら、二人ともハッスルしだしてそれどころではなくなってしまった。早く出てきたいのかな。エコーでもかなり前からヒダリーの頭は恥骨の方まで下がってきてたし。とはいえ、こやつらはまさか今日、お腹から出されるなどとは思ってもないだろうな!あと少しで会える!
4:00 目が覚める
6:00 NST 40分、血圧体温。点滴切替。リトドリンをオフ、生食フィジオ70を500mL。すごい速さでおちる。血管が冷たくなるのがわかる。術着に着替え。
7:00 ソックス履くのむずすぎだったけど、片足履けたらもう片方は余裕だった。でもお腹大きくて張りやすいのに妊婦に履かせるのは無理があるのでは?
7:30 フィジオ70を500mL追加、これをつけたまま手術室に行くらしい。
8:20 心音確認
8:40 夫と最後に写真を撮ってから、車椅子で病室を出て手術室へ。手術室のある棟は新しくてきれいだった。着いたら朝一で手術する患者さんが列を作ってて、手術室は10個以上並んでいた。名前の確認と麻酔科医の先生の自己紹介があって、そのあと手術室に入った。
施術開始
9:00? 手術台に上がって色々装置つけられながら、早速麻酔開始。左側を下にして丸まって、背中をさってなにやら確認したりマーキングしたり。緊張しすぎてオペ看の服をずっと掴んでいた。自分のバイタルモニター見たりして。一番恐怖だった。その後、背中に2回注射みたいなのをされて、皮膚の麻酔?が入った。これが一番怖くて痛かった。そのあと、硬膜外麻酔の針を入れられて、カテーテルが入る。これは違和感あるけど痛くない。その後、お尻近くの方に手術用の麻酔。これも痛くないけど、入った途端左足に違和感が出て感覚がなくなる。麻酔を入れ終わってから上向きになって、少しすると両足の感覚がなくなる。アイスノンで冷たさをチェック。どうも左のお腹が効きにくいみたいで、ベッドの傾きを変えたりしていた。で、何のタイミングか知らんけど、あっという間に産科の先生の支配下になって、腕の前に衝立が立てられ、9:30頃には執刀開始してたっぽい。でも全然痛くない。触られてても、何してるのか分かんない。消毒?確認?と思っているうちに多分もう切ってた。
9:37? お腹押されて、わわわーなにー?って思ってたらヒダリーが、そのすぐ後にまたお腹押されてうううーって思ったらミギーがでてきた。二人とも泣いてたから安心したし、あ、でたんだ!って思った。安心して涙出た。
(安心=泣いてくれてよかった、手術順調に進んでるんだ、もうすぐ終わる、良かった)
そのあとすぐに胎盤出しましたって聞こえた。早い。そのあとは二人が小児科の方で処置されるのがちょっと見えたからずっと見てて、結構長く感じた。で、きれいにしてもらってから近くで見られた。ちょっと触った。ヒダリーのてをちょっと触ったくらいかな。あんまり自分から出てきた実感沸かなかった。手術の緊張強すぎたかも。小児科の先生お預かりしますって丁寧に挨拶されて、お願いしますって言った。二人が先に出て行ったので、あとは少し点滴でうとうとさせてもたって、10:30には終わってたと思う。縫われるとき、多分なんか違和感あったけど、うとうとできたからわからないようにできた。
手術を終えて
手術中は上の電気も見ないようにずっと右向いてた。反射で血とか映ったら嫌だったから。LEDだったから反射しなかったかもだけど。あと、麻酔始まってすぐ震えが来て、恐怖のせいかと思ったけど、麻酔のせいらしく。手術台は暖かかった。なんか加温されていた。手術室は圧迫感あったかも。結構狭い部屋に人多いし、機械多いし、壁にモニターいっぱいついてて。訳分らんからなおさら恐怖。まじ部屋入ってから麻酔までがめちゃ怖かった。30分くらいはビビりタイムだった。オペ始まったらオペ看さんとやたらしゃべるようにして気を紛らわした。
病室に戻ってから
11時前には病室に戻ってきたと思う。手術時間は1時間半ほどかな、先生の予告通り。ベッドのまま部屋に戻って、酸素つけ、動かない足にフットポンプつけ、暖かい電気毛布巻いて…と完全に介護状態。意識はっきりしてたので、夫に今見てきたものを怒涛の勢いで話し始める。でも震えが止まらなくて、まず酸素ちゃんと吸え、と言われる。その後傷口や悪露、背中の硬膜外麻酔のチェックなどを頻繁にやっていただいた。硬膜外麻酔のところから血液と薬品が漏れている?という疑いがでたため、先生に確認いただいたが、止血すれば問題ないとの判断で、継続することに。
硬膜外麻酔効きすぎ?痛み止め止めることに…
また右足の痺れが12時過ぎくらいには取れてきたけど、全然左足のしびれが取れない。どうやら硬膜外麻酔の効きが強すぎるとのこと。徐々に流量を絞っていったところ、それに伴って足が動かせるようになり、やはり硬膜外麻酔のせいだったとの結論で流すのを中止することに。つまり痛み止めがなくなっちゃったってことに。そこからはカロナール系の点滴とロキソニン系の座薬で乗り切ることになった。背中にまだチューブをつけているから、眠れる効果のある点滴は入れられないとのことで、夜は頑張って寝るしかなかった。寝る時にビクッっとなってしまうたびに傷が痛くて目が覚めた。次第に寝れたみたいで朝は意外と痛みがマシになっていた。点滴は6時間おきに何度も入れてもらったけど座薬は一回だけで済んだ。
辛さの山場を迎えた
足のしびれは段々とれ、夜中前にはお腹の痛みがあるけど自分で膝を立てられるようになった。ただ、それまで体勢を変えたり、寝る姿勢を作ったりするのがしんどくて、何度かナースコールして治してもらった。夜中体勢悪すぎて、右足だけベッドから落ちちゃったり、踵が痛くなったり、ソックスの皺の部分が痛くなったりした。冷や汗もずっとかくし、寝心地最悪だった。辛さの山場って感じ。もっと硬膜外麻酔のポチポチしたかったな。5回も押さなかったと思う。背中の麻酔が入ってると、うとうとする点滴は打てないらしく、思ってた睡眠がとれなかった。
※ポチポチすると、麻酔の流量が上昇し、痛みが和らぐ。術後ベッドから頻繁に聞こえる音みたい。
傷の痛みは、結局、後陣痛によるものが大きかった気がする。動かなければ傷も痛くないのに、後陣痛で勝手にお腹が動いちゃって、傷に響く感じ。双子だからめっちゃ痛いとかは正直わからないけど。時たま助産師さんがお腹押して悪露の排出を促すので、それがしんどくて、一回断っちゃった!薬飲んで痛み取ってからにしてもらった。結局、翌日以降歩行できると悪露が流れ出てくるから、それまでの間は押して出そうってことみたい。まあ、子宮に悪露残っちゃってまた手術とかも嫌だし、出すべき時に出さなきゃね。
今後のこと
夫は12時ころから15時ころまでいなくて、NICUに呼ばれてた模様。双子といっぱい写真とって帰ってきた。触れ合えてよかった!小児科で色々聞いてきたみたい。明日は自分も会えるから、歩行練習頑張って予定通り尿カテ抜くぞ!
となりー手記
緊張の朝
午前中に帝王切開。昨晩は、なぜか自分が緊張してうまく寝付けず。
神様、仏様、天国の親父、
こんな時ばかり太々しい私をお許し下さい。
妻と双子が 無事に、
元気に、
家に帰ってこられますように、
何卒見守ってください。
私の生涯を3人のために捧げたいのです。
今、妻を手術に送り出しました
手術前の妻を送り出し
左腕は点滴の差し替えで青あざだらけだったし、
着圧ソックスも苦労しながら履いたんだろう…
一つ一つ小さな苦労と、
辛さを積み上げて、
今を迎えている。
もう、胸がいっぱいです。
無事出産!
無事に双子が産まれました!
男の子達です!
体重が軽いのと、
呼吸が弱いため酸素吸入が必要で、
NICUに入ることになりました。
一生懸命手足動かしてるの見て、
泣きそうに。
無事この日を迎えられました。
パパとして精進します。
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